2023年GW 北海道ツーリング4日目
朝 ホテルの朝食バイキングをいただき今日は 日本本土最東端 納沙布岬を経由して 宿がある羅臼町へ向かいます。
今朝の気温は15℃ 天気は晴れ。日差しは強いので荷物をバイクにつけて準備してると暑いくらいです。
お世話になったホテルを出発し 少し遠回りすることになりますが一度 北へ向かい 釧路湿原を走る鉄道を見たくてサルボ展望台へ向かいます。
釧路市内から山道を通り30分ほどかかります。
砂利駐車場に車両を停めて ちょっとした山道(けものみち)を登ると木々に覆われたと高台から 釧路湿原の中にある 塘路湖(とうろ湖)とエオルト沼の間に
国道391号線 と 釧路本線の両方が走る景色が見えます。残念ながら北海道の5月は まだ緑色の芽吹きがなく 枯れた冬の景色なんでちょっと残念ですけど…
木々が邪魔でいいスポットがないか 散策してたのですが その間に電車が来てしまったので 湿原を走る電車の撮影には成功しました。
あとから知ったのですが もっと深くいけば展望台があり木々を気にせず撮影できる位置があったのですが
あんまり山深く入るとクマが出そうですし木々がたくさん生い茂ってたため先の視界もよくなく
展望台を見つけることはできなかったです。あまり人がこなそうな獣道でしたし…
8月に来ればきっと 緑できれいな景色が見れたのは間違いないです。釧路湿原は日本最大の湿原で東京ドーム約3900個分の広さ
時間があればゆっくりと見れていない所の散策や電車に乗ってのんびりと景色を堪能してみたいですね。
とはいえ本日宿泊するところは決まってますし絶対行きたい納沙布岬は経由したいのので先を急ぎます。
釧路市内に戻り 道道142号線を東に進みます。道道142号線(根室浜中釧路線)は北海道の海沿いの道を走るのに一番近い道なのですがほとんど森の中を走る感じで民家もほとんどなく
海を眺めることは少ない道です。釧路市内から20kmほど走るとセキネップ展望広場とよばれる所につきます。少し休憩したかったので立ち寄りました。
ここには広い駐車スペースがある駐車場と 道路を超えて海沿いにいくと本州ではみれないような荒々しい地形が見れます。
この先をいくと尻羽岬(しれぱみさき)という場所にいけるのですが民家も何もないところなのでここへは寄り道はせず先へ進みます。
森の中を走ってると急に海沿いの開けた入江の部分につきます。厚岸湖(あっけしこ)手前の太平洋に面した入江・厚岸湾です。
これから向かう先を海越しに一面見渡せるので停車して写真を撮りました。足元には謎の牡蠣殻の残骸が散らばってましたけど…
後から立ち寄る道の駅でしったのですが ここ厚岸町(あっけしちょう)は国内で唯一 年中出荷できる牡蠣の名産地だそうです。なのでたまたま停車したところには牡蠣の工場があって捨てたあったのでした。国道44号線 根室国道に合流し途中 厚岸大橋を渡る手前にある道の駅 厚岸グルメパークに立ち寄ります。
案内標識に従い 道の駅の建屋から少し離れたところに2輪専用の駐輪場がありました。
たくさんバイクは止めれるスぺースはありますが以外に少ないです。実際の所 釧路市内からここに来るまでバイクの人とは1~2台くらいしかすれ違わなかったです。ヤエーする回数が少ないので ちょっと寂しい…
ちなみに ヤエー(YAEH!)を知らない人のために解説をいれると バイクの方とすれ違う時に挨拶代りに 手を振ったりガッツポーズをしたりやり方は自由で
お互いの旅の安全を祈ったり 地元の人は訪れたライダーへの歓迎を表したりといった意味があるそうです。
北海道にあるオロロンラインとか走ってると 私の方から先に手を振るとかなりの確率で 手を振って返してくれたり 頭を下げてお辞儀したりしてくれましたよ。
向こうの方からも先にヤエー頂くこともあります。
行列の長い集団のライダーさん達に出会ったときは 返していただいたときは 下手したら手のおろしどきが難しいときもありますね( ´艸`) ありがたyah
話はそれましたが 道の駅でトイレ休憩・道の駅を軽く散策して次に進みます。この時点で11時20分過ぎ 羅臼町まではまだまだ遠い道のりです。(写真のプロパティで撮影した時間がわかる)
ちょうど厚岸町では牡蠣祭りを実施していたようです。
牡蠣たべたーい!!
厚岸大橋をわたり海沿いをはしりピリカウタ展望台へ立ち寄ります。
名前にひかれ立ち寄りました。展望台広場からは 小島(こじま) と 大黒島(だいこくじま 無人島) 愛冠岬(あいかっぷみさき)が見えます。
展望台は工事中の看板がでてたので 広場から見る程度で他は何もなかったので次へ進みます。
道中 なにか向こうの方に 黄色物体が歩いてくると思ったら なんと狐に出会いました。
今回の旅初です。
近づくと逃げてしまうので デジカメで望遠にして向こうはこちらに気付かず撮影できました。道道123号線(別海厚岸線 べっかいあっけしせん)に合流し東に向かいます
ここからの道は7kmほど 民家は一切なく ひたすら森の中を走る道になります。
海は近いのですが地形が険しいため少し海から外れた森の中に道を作ったんですね。
途中 森が開けたと思ったら 右側に車が数台とまってる広場を見かけたので 何かあるのかなぁって立ち寄りました。そこは涙岬へ歩いて向かうための駐車場でした。案内板をみるとなんとルパン三世の絵が描かれています。ここ浜中町はルパン三世の作者モンキーパンチさん の故郷のため 町おこしのためにルパン三世の絵が描かれていたとのことでした。
涙岬はニシン漁が盛んだった昔 嵐の海に飲まれた厚岸の若者に恋する乙女のなく姿が岩になったと伝えられこの名がつけられたそうです。太平洋の荒々しい海岸地形を満喫し次へ進みます。
ここから東へ10kmほど進むと琵琶瀬展望台があります。ここは今回のツーリングで訪れた中でかなりお気に入りとなった場所です。
この展望台から見える一面の霧多布湿原と街並みのコラボ・遠くに走ってる車両などを眺めてるとなんとも ジオラマみたいな雰囲気をだしていて みていても飽きない場所です。夏になれば草木が緑色に染まり湿原らしさが増し もう一度おとずれる機会があれば 時間をかけてゆっくりと周辺を周りたいと思った素敵な景観の場所でした。
展望台を後にし次に進みます。道道123号線を北東に進み 霧多布岬へ向かう道路へT字路を分岐して 岬側にすすみます。
霧多布岬は 太平洋側に飛び出てる岬のに標高40~60mの高台になってるので 平地からちょっとした山に登る気分になります。
高台に登り2kmほど走ると霧多布岬駐車場へ到着します。 近くにあった案内板を眺めてると 映画「ハナミズキ」のロケ地に使われたことがある場所だそうです。
といっても邦画あんまり見ないので へぇーそうなんだぁで終わっちゃいましたけど映画のロケ地になるくらいの場所なのでいいところということです。
砂利道を歩くと 湯沸岬灯台(とうふつみさきとうだい)があり さらに先にあるくと岬の先端につきます。だいたい片道600mほどの距離です。
岬周辺は 野生のラッコの繁殖地とのことですけど 私は見ることはできませんでした。
ちなみにこの時点で13:00 まだ本日走る予定の工程1/4の距離しか進んでない(-_-;)
岬周辺をゆっくりと周りたいところですが ここからは急いで先に進んでいかないといけないです。
分岐の所まで戻り 海岸沿いを霧多布岬を右側に見ながら東へ向かいます。
道道123号線から 道道142号線(根室中釧路線・北太平洋シーサイドライン)に乗り換えます。
ここからは黙々と東に向かって 40kmほど走りました。前半は海岸沿い・後半は海岸沿いを走る道路がなくなり森の中を走ります。人気が少なく道は比較的に走りやすいです。森を抜け段々と気温が寒くなり町っぽくなってきたところで一度トイレがてら休憩できそうな所があったので駐車場に停車します。浜松海岸駐車公園です。ここにはトイレしか建物がないところでした。近くには風力発電用の風車が見えます。
トイレ休憩を済ませ 北に進みます。次は根室車石がある 花咲岬に向かいます。
ここから10kmほど先にあります。車石とは 放射状節理構造の玄武岩で 車輪を思わせる形をした
岩のことです。大きさは直径6m 国の天然記念物に指定されています。
車石を 見学した後 ここからは寒さに我慢できなくなってきました。鼻水が出てきた…
現在時刻14:00過ぎ。5月でも寒いとは知ってたので色々と寒さ対策はしっかり用意してきました。
バイクにはグリップヒーターがついてますが最大火力にしても革手+インナーグローブでは手が冷たくてさすがに ここからは バッテリー内臓電熱グローブに装備を変更 2重のWヒーター効果 + 上着も一枚プラスして寒さ対策してから納沙布岬方面へ進みます。
(この時点で気温 何℃だったか忘れました!! 10℃くらい? 最終的には羅臼町につく頃には6℃でしたけど)
道道35号線(根室半島線)にのり納沙布岬へのあと20kmほど 最後の道程です。途中 日本最東端給油照明書を貰いたくて ガソリンスタンドに立ち寄ります。
立ち寄ったところが ENEOS歯舞SS(東洋商事(㈱)) 店の人に証明書もらえるか聞いたら ここではない と言われてしまいました!!
似た名前の 1km先にある ENEOS歯舞SS(ヒサシン)でもらえるそうです。間違えた!!
店の人に ごめんなさい・間違えました… と伝えて 少し進んだ GSにて 給油(ごめんなさい 半分も減ってないですけど)して
証明書無事にもらうことができました(*’▽’) やったー!!
ここからあと6・7km走ると 納沙布岬につきます。根室半島 先端の方に来ると山や木はなく平らな平原がつづく場所になりました。
見晴らしがいいので納沙布岬にある 今は休館してる高さ96mのオーロラタワーも見えてきます。
また走り出し いよいよ日本本土最東端 納沙布岬に来ることができました。とりあえずは近くに大きい駐車場があったのでそちらに駐車します。望郷の岬公園です。
現在時刻15:00過ぎ到着。まずは岬周辺を散策したいと思います。最初に目についたのは 四島のかけ橋といわれる茶色い大きいオブジェです。
高さ13m 幅35m 中心部には 灯火台があり 祈りの火 として 北方領土返還運動の火を絶やすな という意味を込めて 現在も燃え続けているそうです。
納沙布岬は北方領土に関するオブジェがたくさんあります。その中で北方館といわれる北方領土に関係する資料がたくさん展示されてたり 納沙布岬より望遠鏡にて島々を見ることができました。ここから7km離れた所に水晶島(すいしょうとう)が肉眼でも見えます。施設は無料です。
さらに ここを訪れた人には北方領土視察証明書というのをもらえるらしく 受付で無料にていただきました。3種類あるので選んでください。
北方館を訪ねた後はお土産屋さんのある方へ行ってきました。お店の名前はレストハウス請望遠です。
ここでは 食事のほかにお土産屋さんも併設してる場所です。ここではせっかく納沙布岬まできたので 納沙布岬にかかわるお土産をいくつか購入しました。
その一つが お手軽に持ち運びできる納沙布岬ステッカーですけど・・・
お土産も購入したことですし 次は今回の旅の目的としている日本本土四極 到達証明書の一つ
最東端到達照明書をいただきに行きたいと思います。証明書は同じ敷地内にある根室市北方領土資料館(入館料無料)にて無料にてもらえます。
入口受付にいるおじいちゃんに尋ねたら アンケートに答えると貰えました。
アンケートは どこから来たとか 何の目的とかそういう内容でした。一応これで四極証明書4枚集めて 日本本土の端4ケ所は制覇しました。
資料館の中には 周辺地域にする動植物たちの写真や剥製 北方領土についての資料がおいてあります。
本日 根室に宿泊が決まっていればゆっくり見たいところですけど 暗くなる前にここから羅臼町までいかないといけないため
せっかく来たのにささっとみて次に行きます。
ここからほんの少しだけ離れた本土最東端納沙布岬灯台へ写真を撮りに行きます。灯台の写真をとり終え 岬先端から折り返して太平洋海岸から根室湾海岸を右手方向に見ながら半島を西に進みます。時刻は16時前!(西はいったけど日本最東端の駅 東根室駅によらないでしまった!!証明書もらえます)
根室市内をどこにもよらず町中を抜け(寄りたいけど先は長い… 今夜は根室市内に宿とればよかったぁ…)温根沼大橋を渡る所に差し掛かった所で
私の左手側に何やら動く物体が… 野生の鹿達が走ってるではないですか!! シカ!シカ!! 橋を渡った所でUターンして近くに駐車場があったのでそこに車両を停めて撮影しました。デジカメのおかげで かなりアップして撮影できました。
再度 温根沼大橋を渡ります。橋を渡ると次に右手に風蓮湖(ふうれんこ)が見えてきます。
風蓮湖は 日本の湖沼 13番目の面積があり 湖面が標高0m 海とつながった湖です。
時間があれば湖周辺を散策 とくに端っこに行くのが好きな私は湖と海の境目 走古丹先端には行きたかったのですけど あと100kmほど 下道で北にある羅臼町までいかないといけないためここの周辺はスルーします。ここから50kmほど根室湾沿いを右手に見ながら黙々と道道244号線を北上します。このあたりはバイクの方はほとんどいないです。
トイレに行きたくなったので途中 道の駅「おだいとう」に立ち寄ります。尾岱沼とかいて「おだいとう」
建物の外に別海北方展望塔 とかかれていたので トイレのあと登ろうかとおもったのですが営業時間が過ぎてたみたいで閉まってました。
現在時刻 17:20 ここからは遠くに見える野付半島の建物もみえます。時間があれば今日のうちに野付半島も行きたかったのですが そこは明日行くことに予定を変更して
今日はこのままスルーします。
野付半島へ行く道を通りこすと国道335号線に入ります。まだここから40kmほど距離はありますが いよいよ知床半島の山々が見えてきます。ちょっと記念に道路脇に車両止めて撮影
ここから北へさらに20km進み峰浜パーキングへ立ち寄ります。ここは羅臼町の入口
奇麗に雪化粧した知床連山やうっすらですけど根室海峡向こうの国後島が見えます。ただいまの時刻18:00 気温6℃ 日も暮れ 流石に寒いです。本日の宿まであと20km弱
少し町っぽい所に入るとそこは羅臼町内 国道335線の終点 ここから国道344号知床横断道路に乗り換え2kmほど進むと やっと本日の宿泊先に到着しました。風はなかったですけど体は冷え冷えです。GW4日目にして一番寒い北海道を体験しました。受付をすませ部屋に荷物を置いたら速攻温泉・大浴場に行って冷えた体をホカホカに温め一日の疲れをゆっくりと慰労させていただきました。
ちなみにバイクの方は私も入れて4台 先に3台はチェックイン済み
車両のナンバー見たら 多摩に品川 関東方面の方がここまでいらしたんですね
温泉入浴後は 19時より夕食です。今回は日本の北東端に位置する羅臼町まできたのでちょっと贅沢させていただきました。というより前日に携帯のネットで宿探しして
朝・夕食付きかつ温泉付きのホテルで空きがあったのがここだけというのもありますけどね
食事をいただいた後は ここから800mほど離れた「熊の湯」に行ってきました。昨日 NHKテレビでたまたま放送していた
温泉です。熊の湯より先は知床峠に向かう道ですが夜の間は道路は閉鎖されていました。
道路脇に車の駐車スペースがあるので車で来られた方は
駐車して 橋をわたり熊の湯へ歩いて行けます。ちなみに熊の湯と駐車場の間には川がながれておりその川向こうには木々が生い茂ってますが 少し遠めで男湯が見え
ちょっとした倍率の双眼鏡があったらもろ丸見えです。
翌日 明るいときにも伺ったのですが サービス精神でこちらに裸をみせる男性の方もいらっしゃいました。少し年配の女性の方がそれをみて喜んでましたけど…
木製の小さな建物小屋(脱衣場)に入り 入浴の心得を読んでいざ浴場へ向かいます。
私が入浴したときは 地元の方が2・3人いらっしゃいました。温泉に入る前にシャワーとかないので温泉のお湯で体を洗うのですが めちゃくちゃ温泉の温度が熱いです!
掛け湯を何度かして なんとかなれて入浴しました。入浴してる間は地元の人たちの会話から よそから来た人は私だけみたいです。
地元の方は何度もきてるのか 熱いのもへっちゃらで長い時間湯舟に浸かってます。私が入浴してる間は 地元の方が他に2人ほどいらっしゃいました。
入っては熱くなったら湯舟の外にでて何回か繰り返し入浴させていただきました。
温泉にも満足したことですし寄付箱にお礼を込めていくらか入れて宿泊した宿にもどりました。温泉ごちそうさまでした。
とまぁ 今日はこんな感じで布団に入ったらそのまま寝てしまいましたね